9月5日に、North vs South(北島代表対南島代表)の試合が行われました。25年ぶりに復活したこの伝統の試合は、最初から最後まで抜きつ抜かれつの息を飲む展開で、ラストミニッツトライでSouthが勝利する劇的な幕切れとなりました。やっぱり、ニュージーランドラグビーは面白い!
今年は、新型コロナの影響で、中断があったり、制限があったり、、、この未知の感染症に翻弄されたラグビーシーズンでした。しかし、ラグビーを継続し盛り上げるため、この伝統の試合を復活させたことで、ニュージーランドラグビーは絶対に新型コロナには負けない、、、と誰もが確信したことでしょう。
そして、翌日の朝、2020年のオールブラックスメンバー35人の発表がありました。このNorth vs Southで大活躍をしたルーキー達の名前もあり、新旧交えたバランスのいいオールブラックスです。7名のルーキーの中には、去年、U20代表でプレーして今年6月にスーパーラグビーデビューしたばかりの初の2000年生まれの選手・Tupou Vaaiや、元オールブラックスのエロニー・クラークを父に持つ2世・ケイレブ・クラークの名前もありました。次から次に新星が生まれて、オールブラックスはどんどん若返っていきます。
2020年のオールブラックスの発表はあったものの、いまいち盛り上がりに欠けるのは、今年のオールブラックスの試合が決まっていないからでしょうか。いつもなら、この時期はラグビーチャンピオンシップで、南半球を往来している頃ですが、開幕を11月に延期したこの大会が開催できるかどうかさえ目処が立っていません。
テストマッチはどうしても国をまたいで試合を行います。どの国も、新型コロナで入国規制は厳しく、海外遠征が行えるかどうか微妙です。アーダーン首相はできる限りの手立てを取ると開催に前向きですが、今年のオールブラックスは幻で終わってしまうのでしょうか。
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