ニュージーランドではウィズコロナの生活が始まりました。



12月3日からニュージーランドは、新型コロナ対策を従来のゼロコロナからウィズコロナへシフトしました。ウィズコロナの感染対策はトラフィックライトシステムと呼ばれて、感染状況やワクチン接種率により、各地域を赤、オレンジ、青に分け、それぞれに制限を設けています。

赤のオークランドなどは、集まれる人数制限がありますが、ワクチンパスポートがあれば行動制限はありません。オレンジのウェリントンは、ワクチンパスポートを提示すれば、ほとんどの場所で行動制限がありません。青はコロナ前の日常ですが、しばらくは青の地域はないとのこと。もちろん、マスクの着用や手洗い、お店に入る前にQRコードを読み取るなどの感染防止対策は、どの色の地域でも必要です。

ニュージーランドのワクチン接種率は、現在、ワクチン接種の対象となる人口の約88%に達しています。そのおかげか、感染者が毎日100人前後増えていても、入院が必要な感染者や重症者の数は抑えられていて、医療がひっ迫している様子はありません。

多くの感染者のいるオークランドでは、現在、州内でロックダウンは解除されているのですが、州内からの人の出入が制限されています。そして、12月15日からついに、ワクチンパスポートを持つオークランドの住民は、州を跨いで移動することができるようになります。オークランドとの行き来が自由になると、クリスマスを家族で過ごす人やホリデーに出かける人で人流が増えそうで、感染がニュージーランド国内に広がる可能性があり、感染者のいないここウェリントンはちょっと心配です。個人的には、今年の年末も大人しく過ごそうと思っています。

現在も厳しい入国規制を行っているニュージーランドでは、世界中に広がっているオミクロン株はまだ見つかっていません。世界のオミクロン株の感染状況を注視しながら、ニュージーランドでは、来年度からの国境再開へと着々と準備を進めていて、いつもながら政策に揺るぎがありません。メルクやファイザーのコロナ治療薬の買い付けの契約も既に結んでいて、来年には使用できるようになるそうです。

来年からニュージーランドの水際対策は、3ステップで緩和されていきます。ステップ1は、1月16日からまずオーストラリアとの国境が開きます。ステップ2は、2月13日から世界(高リスクの国以外)に住んでいる国籍と永住権保持者が入国できるようになり、ステップ3は、4月30日から世界中の人(高リスクの国以外)がニュージーランドに訪問できるようになります。ただし到着時は、PCR検査や自宅やホテルでの1週間の自主隔離が必要です。

ニュージーランド航空では、現在、来年3月末からの日本ーニュージーランド往復のチケットがインターネットで販売されています。感染状況によりキャンセルや変更が余儀なくされる可能性もありますが、もうすぐ国境が開く実感が湧いてきます。