top of page

当社代表・竹内克が新聞の取材を受けました


ニュージーランドでコーチ・ラグビー、日本での普及へ

竹内 克さん(41歳)は現在、「ラグビー王国」ニュージーランドのウェリントンで現地のラグビークラブのトップチームでコーチを務めている。また、日本に一時帰国した際には、高校、大学、プロチームの強豪チームに、短期的に指導を行う「スポットコーチ」として招聘され、全国を駆け回っている。また、学生や社会人、プロ選手のラグビー留学や指導者としての留学の受け入れなども行っており、ラグビーを通して日本とニュージーランドの懸け橋となっている。

竹内さんは県立松阪高校でラグビーに出会い、卒業後は本場で競技を続けようと1992年(平成4年)に単身ニュージーランドへ。20歳以下のクラブチームに入団し、語学も勉強しながら本場の選手にもまれる生活を送った。また、10年間の現役生活の中で、競技と並行して専門学校や地元大学でビジネスやマーケティングを勉強。スポーツのトレーナーの知識やマネージメントについて学ぶスポーツ総合専門学校(New Zealand Insutitute Of Sport; NZIS)に自ら考案したラグビーのトレーイングや指導者育成のプログラムを持ち込み、1999年にスタップとして採用された。同プログラムで、日本の高校生から社会人まで多数の選手、コーチに指導してきた。

2009年に独立して、「ニュージーランドラグビーリンクス」社を設立。留学プログラムの立案など、ラグビー教育のコーディネイト事業を展開する。2012年にはワールドカップ(W杯)などを主催する国際ラグビー評議会(IRB) のコーチ資格も取得し、現在は、地元クラブチーム「タワラグビーフットボールクラブ」のプレミアコーチとして活動する。

日本人などの選手やコーチを受け入れる際、提供するプログラムで重視しているのは、「コミュニケーション力、リーダーシップ力、アダプタビリティー(適応力)」の3つ。選手間の意思疎通で言語が占めるのは1割以下といい、「9割以上は、ジェスチャーや距離感、雰囲気でやり取りすることを体感してほしい」と、話す。

また、あえて厳しい環境でのトレーニングも行い、グランドが悪く、滑りやすいボールでも適応できる能力を養わせている。

さらに、コーチングやトレーニング力の実績を買われ、日本の強豪チームから臨時的にコーチとして招かれることも。今年は、日本のラグビーシーズンが本格化する昨年11月から来日し、スポットコーチとして仙台高専(宮城県)や常翔啓光学園(大阪府)、朝明高校(三重県)などに出向き指導した。今後も日本ラグビー協会の依頼で、講演活動なども予定している。

2019年には日本でW杯が開かれ、2020年の東京オリンピックでは7人制ラグビーが実施される。翌2021年には三重県開催の国体もあり、「どういう形であれ、全力でサポートしたい」と竹内さん。「五輪以降の発展も頭に入れ、ラグビー文化を根付かせたい」と話す。(2014年2月7日)

最新記事

すべて表示

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page