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NZラグビー情報・Mitre10 Cup

今週金曜日からMiter10 Cup (ニュージーランド州代表選手権)が始まります。Miter10 Cupとは、ニュージーランドの強豪14州代表チームが2つのリーグ、プレミアシップ(7チーム)とチャンピオンシップ(7チーム)に分かれ戦う、NZ国内リーグ戦です。


1976年から始まったこのNZ州代表選手権は、スーパーラグビーが始まる前までは、ニュージーランド国内で最も盛り上がる大会でした。それぞれの州代表として威信をかけた試合は、地元ファンを熱狂させたものでしたが、現在は、客入りに苦戦し、大会の存続が危ぶまれるようになっています。


しかし、地域に埋もれた才能を発掘する場、またスーパーラグビーやオールブラックス入りを目指す若い選手の育成の場として、ニュージーランドラグビーの草の根となる大切な大会です。


そして今年は、新型コロナのおかげでこの大会が面白いです。ラグビーチャンピオンシップが11月まで延期になった関係で、多くのオールブラックス選手が、このMiter10 Cupに第2ラウンドまで出場可能となりました。


特に注目は、兄弟での出場です。タラナキ州代表からは、怪我から復帰のスコット・バレットを含めたバレット3兄弟、オークランド州代表からは、イオアネ兄弟、そしてウェリントン州代表からはサベア兄弟など。もちろん、兄弟なので出身州は一緒ですね。また、意外な選手がこんな州の出身だったのか、、、と知ったりして、スーパーラグビーとは違った地元意識をもって観戦する楽しみもあります。


新型コロナの影響で、無観客で行われるのは残念ですが、Mitre10 Cupを盛り上げることで、国内ラグビーの活性化にもつながりそうです。





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