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ニュージーランドのオミクロン感染状況




オミクロンが猛威を振るうニュージーランドでは、新規感染者が連日2万人を超えています。現在、国内の感染者の合計は約20万人と報告されていますが、実際には50~100万人はいるのではないかと言われています。人口500万人のニュージーランドですから、かなりの割合の人がすでに感染したことになります。


過去2年間、ニュージーランドでゼロコロナの生活をエンジョイしてきた身としては、ウィズコロナに変換してからの劇的な感染者数の増加に、まだまだ慣れない今日この頃です。


ニュージーランドの政府のコロナ対策は、一貫していて、とにかく重症者数を抑えて死者を出さないこと。ニュージーランドの弱みは、病床数や医療従事者が少ないことなので、なんとしても医療崩壊を防ぐことが最重要課題となっていて、国民は、感染予防ではなく、重症化予防のためにブースターを打つように言われています。


現在まで、2回目のワクチン接種率は95%を超え、ブースター接種率も70%以上とかなり高くなっています。そのおかげかどうかわかりませんが、感染者は劇増しているものの、入院患者数の増加は緩やかで、重症者も現時点で19名です。死者も今のところ多くはありません。


連日感染者数が鰻登りの増加を続けていますが、オミクロン感染者のほとんどが自宅療養で回復しているという事実が広まっているせいか、国民は至って落ち着いています。大きなイベントは中止になりましたが、お店も普通に営業し、会社も学校もできるだけ休まないように、それぞれが創意工夫の感染対策をとっています。



もちろん、ラグビーもオンで、現在、どのチームも感染隔離による選手不足に四苦八苦しながら、4月からのシーズン開幕に向けて、プレシーズンに励んでいます。


濃厚接触者の定義は家庭内のみとなり、その期間も10日間から7日間に短縮されました。また、医療従事者などの最前線で働く人は、抗原検査が陰性ならば隔離は免除され、症状がなければ働くことができます。


安全に社会を動かすために、感染状況に合わせて毎週のように規制が変わるので、ついていくのが大変ですが、引き続き医療現場の負担にならないように感染予防に努めたいと思っています。


現在、ニュージーランドへは、国籍と永住権保持者のみ入国できますが、ワクチン接種と陰性証明書があれば入国の際の隔離は必要なくなりました。国籍と永住権保持者以外の入国は、もう少し先になりそうです。



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