昨日、ニュージーランドとオーストラリアの国境が再開し、トランスタスマン海峡をまたいで自由に行き来できるようになりました。これから、ニュージーランドとオーストラリアはトランスタスマンバブルと言われる大きなバブルの中で生活していくことになります。いわば運命共同体です。
この先、市中感染が見つかり、いままでのように短期のロックダウンを繰り返していくことになるかもしれませんが、小国ニュージーランドにとってオーストラリアの存在は安心感大ですね。普段は、ラグビーでいがみ合うライバル同士ですが、こんな時分は国同士の助け合いの大切さをしみじみ感じます。
初日の昨日は、約1万人近い人が両国を行き来したとのこと。この国交再開の経済効果は、700億円以上と言われていて、特に、これからくる冬のスキーシーズンに向けて観光業が復興すれば、沈みかけていた南島の観光地に活気が戻ってくることでしょう。
お隣同士で親戚のような間柄のニュージーランドとオーストラリアは、新型コロナ以前は、国の行き来が自由で、ビザの面などいろいろ優遇されていました。そんな気軽な関係は、厳しい制約により約1年の間、離れ離れになりました。
昨日のテレビのニュースでは、空港で家族や友達が再会を喜びあう姿が流れ、画面で見ているだけでも胸が熱くなりました。今週からスクールホリデーに入ったタイミングだったので子供の姿も多く、お孫さんとの久々の再会を喜ぶお年寄りの姿に、こちらまで嬉しくなりました。
このトランスタスマンバブルが軌道に乗れば、次はシンガポールとの国境再開が視野に入ってきます。少しずつ少しずつ前進ですね。
ところがそんな中、、、先週から、国籍があろうと永住権があろうと誰であろうと、インドからのニュージーランド入国が全面禁止となってしまいました。現在、ニュージーランド入国のためには、出国の72時間前にPCR検査を受け、陰性証明書を提出しなければならないにもかかわらず、インドからの入国の陽性者が後を絶たず、ここ最近はその数が2桁になることも。
インドで検査を受けてからニュージーランドに到着するまでの間に感染した可能性があるとのことですが、そんな短期間の間に感染するほどインドは新型コロナが蔓延しているのでしょうか。
一歩前進した国もあれば、後退してしまう国もある。とにかく、バブルをどんどん膨らましていくために、これからも感染対策を頑張ろうと思います。
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