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NZラグビー情報&新型コロナ情報

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先日、オークランドで解除されたばかりのロックダウンですが、今日の朝から再開することになりました。最低1週間はオークランドに出入りることはできません。オークランド以外の地域は警戒レベル2です。これで、集まれる人数が制限されるので、この1週間に予定されている大きなイベントは中止または延期です。せっかく始まったスーパーラグビーも無観客になってしまうのでしょうか。


事の発端は、2月中旬に見つかった市中感染者が通っていた高校の生徒の兄弟が、症状が出ているにもかかわらず街中をウロウロしたり、バイトに行ったり、さらに病院で検査をして検査結果を待っている間にスポーツジムに行ったり、、、。あれだけ症状のある人は自宅で隔離するようにと言われていたのに、ルールを守らなかったこと。


昨夜の会見で、アーダーン首相、怒ってました。ルールを守らないと、たくさんの国民を危険にさらすことになる、と。この21歳の感染者は、他人に感染させる可能性がある時期に、たくさんの場所を訪れてしまい、追跡不可能な市中感染を拡大させているかもしれないので、即決でロックダウンが施行されました。


実は、2月28日の今日で、ニュージーランドで新型コロナ感染者が初めて確認されてちょうど1年となります。この1年間の感染者数の合計は2357人、亡くなった方は26人(2月26日時点)。ニュージーランドは、世界で最も新型コロナを押さえ込んでいる国の一つと言われています。


ニュージーランドは、感染者がまだ数えるほどの時期に、厳格なロックダウンを施行し、市中感染を撲滅しました。そして、長いことマスクをすることもなく、通常の生活を送ることができました。人口の少なさや海に囲まれた島国であることなどの利点もありますが、なんといっても強いチームワークやお互いを思いやる国民性、さらに追跡アプリなどのテクノロジーの導入や普及、ゲノム解析やPCR検査など科学的根拠に基づいた感染症対策、透明性のある情報提供、そしてなんといっても政府の対応の早さ、国民の政府への高い信頼などがこの状況を作り出したといえます。


感染者がわずか数人見つかっただけでロックダウンを行うたびに、やりすぎではないか、、、との声も聞かれますが、他の先進国と比較してパンデミックに対応する医療体制が整っていない小国ニュージーランドでは、医療崩壊が容易に起きやすく、このような処置は仕方ないのだそうです。イタリアで医療崩壊が起きたくさんの人が亡くなっている状況を見たとき、ニュージーランドの専門家の方は、ニュージーランドでも同じことが起きるだろうと、恐怖で震えたと話していました。


科学的根拠を重視し、行動力のある首相で本当に良かったと思います。


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